リビングやダイニング、そして各部屋における空調は効いているのに、台所では夏場は
暑く冬場は寒いままと感じる方は多いのではないでしょうか。

それは住宅全体の空気の通り道から、台所が外れているのかもしれません。日本の住宅は台所を北側の隅に設置することが昔からあり、そこでは暗く通気性とは無縁の空間でした。昨今はそういうことはなくなりつつありますが、台所の位置関係を風の通り道と照らして設計しているところは少ないように思います。

そのため、夏場は火の取り扱いで暑く、クーラーの有効範囲からははずれることから、どうしても室温は高く感じてしまいます。一日を通じてよく利用する空間であるにも関わらず、快適性からは少し距離が遠い感じがします。

そこで、台所設計を風の通り道を踏まえて設計することが肝心です。窓の位置、勝手口の方向、風が通り抜けていく道上に台所があるのかが肝心です。リフォームをご検討の方は是非一度風の通り道に着眼してみて下さい。

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