涼しさを求めて、冷たい床が恋しい季節。
年々の気温上昇に暑さの原因がありますが、我々の身近な所もあります。特に精神的なところでの暑さは工夫次第で、結構涼しくすることができます。
まず、視覚での工夫。色彩に付与されるイメージをコントロールすることができます。例えば、赤やオレンジというのはどこか温かみを持ちます。つまり体感温度を上げることができるのです。だとすれば、冷たい色、青や水色は体感温度を逆に下げることに繋がりますから、涼しさの演出にはもってこいです。
聴覚では、風鈴が効果的です。風に揺れる風鈴の音は、風そのものを想起することにもつながり、それによって体感温度を下げることを手伝います。なお、風の揺らぎを観察するという観点からしたら、観葉植物などを植えることによってそこから木の葉の揺らぐ音が感じられるため、これも効果的ですね。
最後に、触覚としてござや畳、打ち水などが挙げられます。ござや畳は肌に涼しさを与え、床などよりも通気性がいいために、熱を逃がしやすいです。打ち水をすることで、暑く熱せられた玄関先が涼しくなり、温度を下げることが期待されます。
このように、少しの工夫で涼しさを感じることができるのです。試してみてはいかがでしょうか。