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2020省エネ改修(断熱リノベ、次世代建材)補助金(120、200万円) をわかりやすく解説 高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業の概要

2020省エネ改修(断熱リノベ、次世代建材)補助金(120、200万円) をわかりやすく解説 高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業の概要

この事業は、住宅に高性能な断熱材や窓等を用いた断熱改修を行うことにより、一定の要件を満たす場合に国の補助金が交付されるものです。今年度も引き続き実施される断熱リノベと次世代建材の2つの補助制度について、その概要を説明します。

補助事業全体概要

まず、事業全体の概要ついて見てみます。

誰がもらえるの?

住宅取得者補助金の交付を受けられる方(補助金申請者)は、断熱改修をする以下の方です。
■補助の対象者(申請者)
住宅区分 断熱リノベ
(高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業) 次世代建材
(次世代省エネ建材支援事業)
戸建住宅 個人の住宅(※)所有者又は所有予定者
個人の住宅(※)所有者又は所有予定者
賃貸住宅の所有者(個人・法人どちらでも可)
集合住宅 個別改修
全戸改修 管理組合の代表者
※:申請者が常時居住するための専用住宅
どのようなリフォームが補助対象なの?

■補助対象工事のイメージ

■断熱パネルとは
断熱パネルとは、施工性を向上するため高性能な断熱材と下地材等が一体となったパネルです。短工期で施工できるので、改修が必要な部屋だけを選んで施工できます。
■潜熱蓄熱建材とは
潜熱蓄熱建材とは、17℃~28℃の温度帯の熱を吸収・放出する物質を組み込んだ建材です。室内温度の変動を抑えられるため、季節を問わず快適な室内空間が維持できます。
<断熱リノベ>のポイント
断熱リノベは、一定の省エネ効果(15%以上)が見込まれる断熱材や窓の高断熱化リフォームに対し補助される制度です。このリフォームにより、光熱費削減、冷暖房の快適性向上、結露・カビの改善などの効果を期待できます。

<次世代建材>のポイント
次世代建材は、短工期で施工可能な高断熱パネル、潜熱蓄熱建材、調湿建材などの付加価値を有する省エネ建材を用いた断熱リフォームに対し補助されるものです。これらの建材は室内側からの施工が可能であるため、住みながら短期間で断熱リフォームができるメリットがあります。また、最低改修率の要件がないため、住宅の一部の改修でも補助対象とできるのがポイントです。

補助額は?

それぞれの事業の補助額(上限額)と補助対象製品について整理します。

■補助額、補助対象製品
断熱リノベ
高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業 次世代建材
次世代省エネ建材支援事業
戸建住宅 集合住宅 戸建住宅 集合住宅
補助金上限額 120万円/戸
(40万円/戸※1) 15万円/戸 200万円/戸 125万円/戸
補助対象製品 断熱材、ガラス、窓 必須製品※2
・断熱パネル
・潜熱蓄熱建材
任意製品※3
断熱材、窓、玄関ドア、調湿建材
別途補助対象 家庭用蓄電システム、家庭用蓄熱設備(詳細は下記参照) ――
※1 窓のみの改修も可能。その場合は40万円/戸。
※2 必須製品:高断熱パネル、潜熱蓄熱建材のいずれかの導入が必須となります。
※3 任意製品:断熱材、窓、玄関ドア、調湿建材は必須製品と同時に導入した場合のみ補助対象となります。
材料や設備については、SIIの定める要件を満たし、登録されている製品である必要があります。
※SII:一般社団法人 環境共創イニシアチブ

リフォーム会社を自由に決めていいの?

この補助事業に対応できるリフォーム業者さんであれば、依頼先は自由に選ぶことができます。あらかじめ採択や登録などを受けている工事業者の中から選択しなければならないなどのルールはありません。

(ただし、補助金交付等停止措置又は指名停止措置が講じられている事業者などは除きます。)

スケジュール

申請期間等は以下の通りです。みなさんのリフォーム計画の参考としてください。

公募期間中に交付申請をし、交付決定通知後に事業(契約・工事)に着手するという流れになります。

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