ナチュラルリフォームってご存知ですか？

自然のチカラを利用するリフォームのことで、具体的には無垢材をつかったり、珪藻土の壁をつかったり、通気性をよくするために風の通り道を設計にもちいたりと、ありふれた自然のチカラを家のなかに活かすことができます。

無垢材の床は肌触りがよく、夏の暑さによってべたついた肌をサラってしてくれます。珪藻土の壁は湿気を含んだ空気を吸い込み、室内の湿度コントロールができることから、気温も必然的に変動する工夫がなされています。

上記の内容は、昨今の住宅事情によっては多く取り入れられている事と思います。

ここで注目したいのは風の通気性をよくする工夫です。現在の住宅は各部屋と廊下との仕切りはほぼドアなどで仕切られていると思います。つまり、ドアの開け閉めによって空気の循環ができるのですが、なかなか家全体に空気を通すつくりにはなっていないのです。そこで、今見直されているのは襖や引き戸による間仕切りです。この間仕切りは襖や引き戸を開けることで、部屋と部屋の間、そして廊下といったように空気の通り道ができます。すると、風は自然とはいってきますから、夏の暑さの中にあっても快適に暮らすことが可能となります。

従来の日本の風土に沿った住宅設計では、襖が部屋と部屋を区切っていたので、通気性が保たれていましたが、現在の住宅にはそれが難しいところが多く、特に夏の暑さをどうコントロールするのかというところが空調に一任されてきた経緯はあります。そこをナチュラルリフォームで襖や引き戸にすることで、少しでも通気性をよくする工夫が見直されているのです。

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