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避難通路の確保を

災害に備えるために、住宅で何ができるでしょうか?
先月の豪雨災害から一ヵ月経ちました。洪水により広範囲の地域が浸水被害を受けました。屋根の上に登って助けを待つ人々の姿は印象的でした。
このように災害時において、私たちの住宅はあまりに無力なところがあります。もちろん耐震補強などによって頑丈なつくりにすることは可能です。ですが、洪水による浸水被害には無力に等しいところがあります。
だからといって、住宅を批判するというわけではありません。災害時における避難を想定した住居の把握をしておくことが肝心だと言いたいのです。
今回の水害において、住宅に取り残された人々の行動は高いところに避難する事でした。これによって救われた人々の多数いらっしゃいます。しかし、普段の私たちの生活では、そうした洪水時の備えなどというのは、あまり頭の中に入っていません。なので、避難通路となる場所に物を置くことについても深い考えは持っていませんでした。
避難通路に物があると、それが邪魔をして行動しにくくなる可能性があります。これが災害時であれば、パニック状態のなか動くのですから、一つの遮蔽物が大きな命取りになるのです。
なので、常日頃から通路をあけておくための家具配置の見直しが必要です。
自然災害はいつ起こるかわかりません。万全の備えをすることが命を守る事にもつながります。
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